
生年月日 1914年4月1日 · Osaka, Osaka, Japan
大阪府大阪市出身。生家は船場でも指折りの米問屋だったが、米騒動のあおりを受けて倒れる。兵庫県立神戸工業学校の建築科に入り、建築会社への就職が決まっていたが、実兄が東京で画家の修行をしていたことから、自らも画家の道が捨てきれず、卒業試験をすっぽかして単身東京へ行く。この頃、社会主義思想に傾倒し、特高にも目をつけられ、尾行を巻いているうちに浅草のレビュー小屋に潜り込んで、そのまま文芸部員としてレビューの台本を書いたり、また歌手として舞台で歌ったりして生計を立てるようになる。 1932年11月にカジノ・フォーリーで歌手としてデビュー。1933年1月に浅草オペラ館の俳優となる。その後エノケン劇団、万盛座のグラン・テッカール、「吉本ショウ」などを転々とする[1]。当時は笠井峰と名乗っていた。のち大阪に戻り、いくつかの舞台に立つが、芽が出ずに俳優を辞めて朝鮮に行き、実業につく。1937年8月、東宝のロッパ一座に入り役者に復帰。このとき一緒に入ってきた森繁久彌と出会う。ここで芸名を加川久と名乗る。 1939年3月、当時絶大な人気を得ていた「あきれたぼういず」がリーダーの川田義雄を残して、坊屋三郎、益田喜頓、芝利英が吉本興業から松竹系の新興キネマ演芸部に引き抜かれ、その川田の代役として選ばれ、山茶花究の名で第2次あきれたぼういずを結成する。1943年に解散、森川信の新青年座に副座長で入り、1944年に山茶花究劇団を組織して巡業するが、戦況の悪化により解散する。その後、水の江滝子主催の劇団たんぽぽに加わり、終戦を迎える。 敗戦直後の1945年10月に再び劇団を立ち上げるが、すぐに解散。1946年に坊屋三郎、益田喜頓と「あきれたぼういず」を再結成。1952年に解散後は、喜劇役者として舞台や映画で活躍。ラジオのジャズ番組の司会などをしていたところ、森繁久彌から誘われて映画『夫婦善哉』にふちなし眼鏡をかけたインテリの番頭役で出演、冷酷で神経質なキャラクターを嫌味たっぷりに演じ、性格俳優として飛躍。 『社長シリーズ』『駅前シリーズ』などの喜劇映画に多数出演する一方、黒澤明、川島雄三作品の常連俳優でもあった。エラの張ったギョロ目の風貌で、高利貸しやヤクザの親分など嫌味かつ個性的な役どころなど天下一品の味わいを出し、悪役も善玉もこなす性格俳優として、日本映画黄金期に140作品以上の作品に出演した。1961年に『女は二度生まれる』の演技でNHK助演男優賞を受賞。 また舞台でも活躍し、森繁劇団では番頭格として三木のり平と共に森繁の片腕として動く。喜劇畑出身の俳優だったが、実際は左翼思想に傾倒していただけに新劇志向だったという。1970年5月、森繁劇団の明治座公演で倒れ、酸素マスクをつけてまで舞台に立ったが、気管支拡張症で入院。肺結核と糖尿病に苦しみ、死の床に見舞いに来た森繁久弥に「繁ちゃん、いっしょに逝こう」という言葉を残し、翌1971年3月4日午前6時16分に心不全で息を引き取った。 芸名は、九九の「さざんがきゅう(3×3=9)」に由来する。またいつもサインを求められると、「非情」とそえていた。

奇々怪々 俺は誰だ?!
1969

愛のきずな
1969

喜劇 駅前火山
1968

高校生芸者
1968

女賭博師乗り込む
1968

喜劇 駅前探検
1967

喜劇 駅前満貫
1967

社長行状記
1966

とべない沈黙
1966

クレージーだよ 奇想天外
1966

喜劇 駅前漫画
1966

喜劇 駅前競馬
1966

喜劇 駅前番頭
1966

太閤記
1965

兵隊やくざ
1965

波影
1965

喜劇駅前大学
1965

喜劇 駅前金融
1965

喜劇 駅前医院
1965

乾いた花
1964

卍(まんじ)
1964

甘い汗
1964

日本一のホラ吹き男
1964

鉄火場破り
1964

黒の挑戦者
1964

天国と地獄
1963

白と黒
1963

嘘
1963

赤い水
1963

イチかバチか
1963

ちゃらんぽらん物語
1963

台所太平記
1963

丼池
1963

夜の配当
1963

クレージー作戦 くたばれ!無責任
1963

喜劇 とんかつ一代
1963

忠臣蔵 花の巻・雪の巻
1962

ある大阪の女
1962

雁の寺
1962

しとやかな獣
1962

殺陣師段平
1962

新・狐と狸
1962

丹下左膳 乾雲坤龍の巻
1962

夢で逢いましょ
1962

喜劇 駅前飯店
1962

おへその大将
1962

空と海の結婚
1962

如何なる星の下に
1962

用心棒
1961

小早川家の秋
1961

飼育
1961

女は二度生まれる
1961

悪名
1961

社長道中記
1961

続 悪名
1961

河内風土記 おいろけ説法
1961

地獄に真紅な花が咲く
1961

続 社長道中記
1961

恋にいのちを
1961

河内風土記 続おいろけ説法
1961

悪い奴ほどよく眠る
1960

青春残酷物語
1960

女が階段を上る時
1960

珍品堂主人
1960

サラリーマン忠臣蔵
1960

がめつい奴
1960

砂漠を渡る太陽
1960

警視庁物語 深夜便一三〇列車
1960

大穴
1960

ぽんこつ
1960

人間の條件 第1部純愛篇/第2部激怒篇
1959

野火
1959

鍵
1959

貸間あり
1959

細雪
1959

コタンの口笛
1959

ハイ・ティーン
1959

飛びっちょ勘太郎
1959

狐と狸
1959

ジャン・有馬の襲撃
1959

社長太平記
1959

歌麿をめぐる五人の女
1959

手錠をかけろ
1959

別れの波止場
1958

おこんの初恋 花嫁七変化
1958

巨人と玩具
1958

風流温泉日記
1958

共犯者
1958

暖簾
1958

女狐風呂
1958

ひばりの花形探偵合戦
1958

氷壁
1958

弥次喜多道中記
1958

有楽町で逢いましょう
1958

奴が殺人者だ
1958

裸の町
1957

地上
1957

刃傷未遂
1957

大阪物語
1957

おしゃべり社長
1957

暖流
1957

太夫さんより 女体は哀しく
1957

伴淳・森繁の糞尿譚
1957

鬼火駕籠
1957

南蛮寺の佝僂男
1957

女殺し油地獄
1957

おしどり喧嘩笠
1957

銭形平次捕物控 まだら蛇
1957

雨情
1957

鬼の居ぬ間
1956

夜の河
1956

真昼の暗黒
1956

猫と庄造と二人のをんな
1956

あなた買います
1956

弥次喜多道中記
1956

祇園の姉妹
1956

多羅尾伴内シリーズ 戦慄の七仮面
1956

銭形平次捕物控 死美人風呂
1956

若さま侍捕物帖 魔の死美人屋敷
1956

不知火奉行
1956

続二等兵物語 五里霧中の巻
1956

笛吹若武者
1955

ふり袖侠艶録
1955

ふり袖小天狗
1955

親馬鹿子守唄
1955

大江戸千両囃子
1955

浮かれ狐千本櫻
1954

清水港は鬼より怖い
1952

腰抜け巌流島
1952

大当り黄金狂時代
1952

ひよどり草紙
1952

春爛漫狸祭
1948